地震で亀裂が入ったミャンマー中部バゴー地域の道路=3月29日(共同)

 【ヤンゴン共同】ミャンマーの大地震で甚大な被害が出た第2の都市、中部マンダレーと首都ネピドーの空港が7日までに相次いで再開し、国内便の運航が始まった。道路や橋などが損傷したため、陸路では支援物資の運搬が困難な場所もあるが、「空の便」の再開は停滞する物流を活性化させ、救援や復興の追い風となりそうだ。

 航空当局によると、マンダレー国際空港は4日、ネピドー国際空港は5日にそれぞれ運航を再開した。

 空路再開で期待されるのが負傷者の命綱となる医薬品や水の搬送。ミャンマーでも活動する日本人の吉岡秀人医師(59)は「(道路は)亀裂ばかりだ」と指摘し、医薬品や水の搬送の停滞に懸念を示していた。