【ワシントン共同】トランプ米大統領が駐中国大使に指名したデービッド・パデュー元上院議員は3日、人事承認に向けた上院外交委員会の公聴会で、インド太平洋地域で台頭する中国に対し、米国の利益を守るため強硬姿勢で臨む姿勢を強調した。日米豪印の協力枠組みクアッドなど同志国との連携も重視する意向を示した。
パデュー氏は中国とつながりが深いディスカウントストア大手ダラー・ゼネラルなどの最高経営責任者(CEO)を務めたほか、上院議員として外交委員会や軍事委員会の委員も担った。激しさを増す米中対立の最前線での外交手腕が注目される。
パデュー氏は中国が「最大の競争相手」との見解を示し、トランプ政権が掲げる「力による平和」を推進すると証言。国家安全保障や経済安保の分野で米国が譲歩を迫られないよう、毅然とした姿勢で外交努力を重ねることに意欲を表明した。
クアッドや米英豪の安全保障枠組みAUKUS(オーカス)、北大西洋条約機構(NATO)との協力が「極めて重要であり続ける」と指摘。バイデン前政権が推進した対中抑止の多国間連携を重んじる考えを示した。