【ワシントン共同】日米両政府が1996年、CIA(米中央情報局)東京支局の存在を公表することに反対していたことが1日分かった。トランプ政権が先月公開したケネディ大統領暗殺に関する機密文書に両政府のやりとりが記録されていた。公表反対の理由として両政府は、日米関係の悪化や、当時も与党だった自民党に対する批判拡大の可能性を懸念した。
CIAを巡っては、50〜60年代に自民党に資金提供していたと米紙が94年に特報し、自民党が否定した経緯がある。日米両政府が米国による日本での情報活動の実態を伏せようと水面下で折衝していた実態が浮かび上がった。
記録があったのは「東京支局の公式認定」と題した96年3月の文書。文書自体は以前から公開されていたが、「CIA」などの文言が伏せられていた。今回は伏せ字が公開され、当時のモンデール駐日大使らが「日米関係に悪影響を及ぼす可能性」を指摘し「日本におけるCIA支局の存在に関するいかなる情報公開にも強く反対する」としていた。