石川県は1日、昨年1月の能登半島地震による公民館などへの1次避難が解消したと明らかにした。輪島市と羽咋市で避難者が同日までにゼロとなった。ただ、昨年9月の豪雨で被災した輪島市の住民46人が避難所に身を寄せている。市は今月13日までに避難所を閉鎖する方針を示している。
石川県内の地震による避難者は最大約3万4千人だった。住宅被害は今月1日時点で、地震11万5761棟、豪雨1835棟が確認された。
地震による死者の累計は石川、新潟、富山3県で計570人に上る。内訳は建物倒壊などによる直接死が石川で228人、災害関連死が石川334人、新潟5人、富山3人の計342人。