2025年度予算が成立した衆院本会議=31日午後

 2025年度予算案は31日の衆院本会議で成立した。一般会計の歳出(支出)総額は過去最大の115兆1978億円。衆院で少数与党の石破政権は野党の協力を得るため、異例となる2回の修正に応じ、24年度内の成立を図った。参院で予算案を修正し、衆院の同意を得て成立するのは現憲法下で初めて。

 政府は通常国会召集日の1月24日に予算案を提出。与党と維新が合意した高校授業料無償化や、所得税が生じる「年収103万円の壁」見直しに伴う修正が行われ、3月4日に衆院を通過した。

 さらに参院での審議開始後、石破茂首相が高額療養費制度の自己負担額上限引き上げ全面凍結を表明。与党は27日、再修正案を参院に提出した。

 一般会計の歳出総額は政府の当初案から3437億円減額した。国会で当初予算案を修正したのは1996年以来29年ぶり、減額修正は55年以来70年ぶりとなった。当初予算ベースでは2年ぶりに過去最大を更新した。