【ニューヨーク共同】国連のドゥジャリク事務総長報道官は26日の記者会見で、イスラエル軍が18日にパレスチナ自治区ガザへの攻撃を再開して以降、14万2千人の住民が避難を余儀なくされたと明らかにした。

 攻撃に伴ってイスラエル軍が連日、住民に退避通告を出していると指摘。多くの人が安全な場所を求めてさまよっているほか、食料や水の不足も深刻な状況だと訴えた。

 恒久停戦を求めるイスラム組織ハマスに対し、イスラエルはガザへの支援物資搬入や送電を停止して暫定的な停戦の受け入れと人質解放を迫っている。国連はイスラエルに攻撃停止や物資搬入を認めるよう求めている。