福島市議会本会議=26日午前

 出力10キロワット以上の太陽光や、風力の発電施設の設置を規制する福島市の条例が26日、市議会本会議で全会一致により可決、成立した。4月1日に施行する。自然や景観の保護と再生可能エネルギーの推進を両立させる狙い。

 条例案は土砂災害が起きる危険性がある場所などを禁止区域とし、太陽光は市面積の約7割、風力は約4割が該当する。禁止区域以外も設置は許可制となり、事業者に周辺住民への説明などを義務付ける。既存施設についても維持管理の報告を義務化。違反事業者には措置命令を出し、従わない場合は事業者名を公表する。