県議会で発言する斎藤元彦兵庫県知事=26日午前

 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書を検証した第三者委員会が告発者対応を「違法」と指摘する報告書を公表したのを受け、斎藤氏は26日の県議会で「政策を前に進めようと一心不乱に尽くしたためとはいえ至らない点があったのも事実だ。職員には不快な思いをさせたことを心よりおわびする」と謝罪を表明した。

 斎藤氏は19日の報告書公表後に「文書は誹謗中傷性が高いと考えている」と正当性を主張していたが、態度を変化させた。26日午後、記者団に改めて見解を表明する。

 斎藤氏は21日の記者団の取材に「どう認定されているか読んでいるところで、法的な見解も整理しないといけない」と語っていた。