俳優のオードリー・ヘプバーンさんが晩年を過ごした邸宅=スイス・トロシュナ(Knight Frank提供・共同)
 スイス・トロシュナの自宅で息子ルカ・ドッティさんを抱くオードリー・ヘプバーンさん(Henry Clarke撮影、ゲッティ=共同)

 映画「ローマの休日」や「ティファニーで朝食を」で知られる俳優のオードリー・ヘプバーンさん(1929〜93年)が晩年を過ごしたスイスのレマン湖畔の邸宅が売りに出ている。18世紀に建った農家の屋敷で、地元メディアなどによると、推定価格は1800万スイスフラン(約30億円)。ベルギーに生まれ、世界的スターになったヘプバーンさんは家族と静かな時間を過ごそうと移り住んだとされる。

 西部トロシュナにある邸宅はヘプバーンさんが63年に購入し、93年に亡くなるまで30年間過ごした。2001年に全面改装された本館は3階建てで床面積計千平方メートル。寝室は12部屋、浴室も8部屋あり、寄せ木張りの床や暖炉などで落ち着いた空間を提供する。

 ヘプバーンさんがバラ園をつくったとされる広大な庭は約1万6千平方メートルと甲子園球場のグラウンド面積よりも広く、プールも備えている。