21日、ホワイトハウスで話すヘグセス米国防長官=ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】ヘグセス米国防長官は24日、就任後初となるインド太平洋地域への外遊に出発した。東京で30日に第2次トランプ政権で初めての日米防衛相会談に臨む。日本の防衛費負担増に向けた圧力を強めるかどうかが焦点。同地域で台頭する中国に対抗する上で抑止力の向上を急ぐ日米両政府は、水面下の駆け引きを続けている。

 ヘグセス氏は出発に際し「インド太平洋は優先する地域だ」とXに投稿し、同盟・友好国との関係強化に意欲を示した。

 米政府は中国の動向を強く意識。国防総省のパーネル報道官は17日、政権が掲げる四つの優先事項のうち、二つは同盟国への防衛費負担増要求と対中抑止だと明言した。