愛知県警常滑署は24日、フィリピンで死亡した男性が生存していると偽った書類を日本年金機構に郵送し、口座に年金を振り込ませたとして、詐欺の疑いで住所不定、会社員芹沢貴晴容疑者(60)を再逮捕した。「今は話したくありません」と黙秘している。
再逮捕容疑は他の者と共謀し、2023年12月ごろ、死亡男性の「年金受給権者現況届」を年金機構に郵送。24年2〜10月の5回にわたり、計約48万円を口座に入金させ、だまし取った疑い。
芹沢容疑者は、偽造有印私文書行使と電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで今年2月、県警に逮捕されていた。