運転免許証機能をマイナンバーカードに持たせて一体化する「マイナ免許証」がスタートした24日、岩手、埼玉、神奈川、愛知、愛媛の各県で、システム障害により免許証のデータをマイナカードに書き込めないなどの不具合が生じた。
神奈川県では警察署や運転免許センターで、自治体への届け出だけで住所変更ができるワンストップサービスが一時申請できなくなった。センターから各端末に配信されたプログラムに不具合があったとみられる。
岩手、愛知両県警も、一部で免許証番号などのデータをマイナカードに書き込めず、一体化できなくなったと明らかにした。
愛媛県警は、警察庁の「運転者管理システム」の障害により一部の警察署で再交付や住所などの記載事項を変更するデータ登録が一時できなくなったと発表した。一体化との関連や、警察庁と県警のどちらに原因があるのかは分かっていない。
埼玉県では県内6警察署で免許の更新に必要な顔写真が撮影できず、計約100人がマイナ免許証や普通の免許証を作成できなかった。