三井住友海上火災保険が、局地的に大雨が降る「ゲリラ豪雨」が予測される際、車両が水没する恐れがある付近の危険箇所を、自動車保険の契約者にショートメッセージサービス(SMS)で知らせる実証実験を始めることが22日、分かった。過去3年間に水没被害が多かった埼玉、千葉、静岡、愛知4県の一部の契約者約3千人を対象に4〜9月に実施する。
危険箇所からの車両の移動を契約者に促すことで被害の軽減につなげ、保険金の支払い抑制を狙う。実証実験で有効性が確認できれば、サービスの本格展開を検討する。
気象レーダーのデータ解析による車両の水没予測は、東芝デジタルソリューションズ(川崎市)が担う。