【ナイロビ共同】西アフリカ・ニジェールの軍事政権は21日、南西部でイスラム過激派がモスク(イスラム教礼拝所)を襲撃し、少なくとも住民44人が死亡、13人が重傷を負ったと発表した。ロイター通信が22日報じた。ニジェールや隣国のマリ、ブルキナファソでは、国際テロ組織アルカイダや過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う勢力がそれぞれ台頭しテロが頻発している。

 ロイターによると、モスクには金曜礼拝のために多くの人が集まっていた。過激派は周辺の市場や家屋に放火した。

 ニジェールでは2023年にクーデターが起き、軍政は旧宗主国フランスの駐留軍を撤収に追い込んだ。