泉房穂氏

 元兵庫県明石市長の泉房穂氏(61)が、今夏の参院選で兵庫選挙区(改選数3)に無所属で立候補する方針を固めたことが21日、関係者への取材で分かった。関係者によると、24日に記者会見し表明する予定。立憲民主党と国民民主党が支援する方向で調整している。

 泉氏は旧民主党の衆院議員を経て、2011年の明石市長選で初当選。手厚い子育て支援策で注目を集めた。市幹部らへの暴言問題を二度起こした責任を取り、23年の市長選に出馬せず任期満了で退任。その後はテレビ番組のコメンテーターなども務めた。

 兵庫選挙区では、いずれも現職で自民党が元法務政務官加田裕之氏(54)、公明党が元農林水産政務官高橋光男氏(48)を擁立する方針。参政党の新人で建築事務所代表藤原誠也氏(36)も立候補を表明している。