三菱UFJフィナンシャル・グループの看板=東京都千代田区

 三菱UFJFGが脱炭素を推進する銀行の国際的な枠組みから脱退する方針を固めたことが18日、分かった。国内の金融機関では三井住友FGや、野村証券などを傘下に持つ野村HDに続く動きとなる。

 関係者によると今月中にも団体に脱退を伝える。三菱UFJFGは「決まった事実はない」(広報)としている。

 国際的な枠組みは「ネットゼロ・バンキング・アライアンス」で、ホームページによると約130の金融機関が参加している。

 トランプ米大統領への政権交代を背景に、米国の金融機関の離脱が相次ぎ、日本でも追随する動きが鮮明になっている。