先進7カ国(G7)の財務相は17日、オンラインで会合を開いた。トランプ米政権による鉄鋼やアルミニウムなどへの関税の影響を含む、世界経済の現状を議論。加藤勝信財務相は会合後、記者団の取材に、米政権の関税強化について「遺憾だ」と発言したことを明らかにした。
トランプ米政権は12日、G7を含む各国から輸入する鉄鋼やアルミニウムへの関税を強化した。欧州連合(EU)やカナダが報復を表明するなど、G7内で緊張が高まっている。加藤氏は、関税などの政策は「予見可能性を確保するとともに、国際ルールにのっとるべきだ」と強調した。