住友生命保険は17日、山形支社新庄支部(山形県新庄市)に勤務していた50代の女性営業職員が顧客10人から計約1300万円をだまし取っていたと発表した。うち約930万円は既に返済した。全容解明に向けた調査を進めており、被害が増える可能性があるという。

 被害は2015年11月〜24年8月に発生し、職員のみが利用できる高金利の預金枠があると虚偽の説明をして、現金を詐取していたという。

 24年8月に発覚し、職員は今年1月に退職した。住友生命によると、金は生活費に使ったと説明している。

 住友生命は「今後こうした事案がないよう、より一層の体制強化に努める」とコメントした。