17日、台北で開かれた国際会議で演説する台湾の頼清徳総統(共同)

 【台北共同】台湾の頼清徳総統は17日、中国を念頭に、民主主義陣営のパートナーと共にサプライチェーン(供給網)を強化し「権威主義の拡張の脅威に対応する」と述べた。台北で開かれたインド太平洋地域の協力関係構築を議論する国際会議「玉山フォーラム」で演説した。

 頼氏は、台湾は民主主義の成果が国際社会から認められているだけではなく「半導体や科学技術産業での強み」があると強調。世界の民主主義陣営が供給網や経済秩序の再構築を進める中、台湾は「重要な役割を果たせる」と述べた。

 米国の対台湾窓口機関、米在台協会台北事務所長のグリーン氏や、日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」の古屋圭司会長も参加した。