発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を巡り、岡山県吉備中央町は17日、全国で初となる公費での血液検査について、29〜30日に追加で実施すると発表した。追加は2回目。PFASは町内の一部浄水場の水から検出され、これまでの検査では血中濃度が「一般に比べて高い」との結果が出ている。
追加検査は、これまでの検査で都合が合わなかったり、新たに希望したりした13歳以上の91人が対象。昨年11月〜今年2月には2歳以上の計771人が受けた。
町は1月、709人分の検査結果を公表。解析担当の頼藤貴志岡山大教授は「一般と比べて高いという結果だった」との見解を示した。