坂井学防災担当相は16日、大規模な山林火災が発生した岩手県大船渡市を訪れ、被害状況を視察した。復旧事業に対する国庫補助率を引き上げる激甚災害の指定について「20日前後に決まるのは間違いない。その予定で関係機関は動いている」と述べた。
坂井氏は渕上清市長らと共に漁業施設や焼けた山林を視察し、避難所で住民から生活状況などを聞き取った。視察後の取材に「農林や漁業などなりわいを再生し、一日も早く安心して暮らせる生活を取り戻せるよう支援する」と話した。
火災は2月26日に発生し、市は3月9日に鎮圧を発表した。石破茂首相は7日、激甚災害指定の方針を示していた。