佐賀県唐津市沖を航行していた海上自衛隊の掃海艇「ひらしま」(基準排水量570トン)で15日夕、火災が起き、約1時間後に鎮火した。航行を続け、16日朝、自力で母港の長崎県・佐世保に戻った。乗組員45人ほどにけがはなく、海自佐世保地方総監部が出火原因を調べている。

 海自の掃海艇を巡っては、昨年11月に福岡県沖で「うくしま」(同510トン)で火災が起き沈没。乗組員1人が行方不明になり、翌月死亡が確認された。総監部によると、ひらしまは同じ木造だが、別の型だという。

 15日午後6時半ごろ、唐津市沖にある烏帽子島の北約2キロを航行中、機械室にあるエンジンの排気管付近から出火した。