岐阜県は15日、揖斐郡大野町黒野の弁当屋「徳田屋」が弁当配達した事業所3カ所で、10日に弁当を食べた30~73歳の男女15人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、患者の便からノロウイルスが検出されたと発表した。いずれも快方に向かっている。
「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちら県生活衛生課によると、弁当のメニューは豚のしょうが焼きや春雨サラダ、もやしのナムルなど。西濃保健所揖斐センターは患者に共通する食事が弁当に限られることなどから、同店が提供した食事を原因とする食中毒と断定。15日から同店を営業禁止処分とした。
今年の食中毒の患者数は614人(3月15日現在)となり、昨年1年間の485人をすでに超えている。県と岐阜市はノロウイルスによる食中毒が相次いでいることを受け、今年2回目のノロウイルス食中毒警報を20日まで出している。