石川県の第三セクター「IRいしかわ鉄道」は15日、快速列車の運行を始めた。同社による快速運転は2015年の営業開始以来初めてで、通勤通学で利用する乗客の利便性を向上させる。石川での運行開始で、北陸新幹線開業に伴いJRから経営分離された北陸3県(富山、石川、福井)の並行在来線会社が全て快速運転を導入した。
この日は大聖寺駅(石川県加賀市)で出発式を開催。同社の高尾高之専務は「快速で利便性を感じてほしい」とあいさつした。
快速は金沢―大聖寺間を最速38分で結ぶ。朝に金沢行き、夕に大聖寺行きを運行し、普通列車と比べて10分以上の短縮となる。