埼玉県坂戸市の男性の自宅から押収された絶滅危惧種「ヒメヨウラクヒバ」(埼玉県警提供)

 絶滅危惧種のシダ植物「ヒメヨウラクヒバ」を無許可で受け渡したとして、埼玉県警は6日、種の保存法違反の疑いで、いずれも無職の同県坂戸市の男性(22)と東京都狛江市の男性(73)を書類送検した。

 ヒメヨウラクヒバは環境省の絶滅危惧種リスト(レッドリスト)に記載されている。

 県警によると、73歳男性が植物を入手。任意の調べに、マレーシアの知人から仕入れたとして「小遣い稼ぎのためにやった」と供述している。

 譲り受けた22歳男性は「珍しく、手に入らないのでほしかった」と話している。2人は植物愛好家のイベントで知り合ったという。