東京地裁

 三菱UFJ銀行など大手金融機関から融資金計11億円を詐取したとして、詐欺罪に問われたベアリング販売代理店「堀正工業」(東京、破産手続き中)の元社長堀雅晴被告(69)ら3人は6日、東京地裁で開かれた初公判でいずれも起訴内容を認めた。

 他の2人は同社元総務部長の大熊重康被告(74)と、税理士の山口賢一被告(75)。同社は2023年7月の破綻時、地方銀行など46の金融機関から融資を受け、250億円を超える負債があった。粉飾決算を繰り返して多額の不正融資を受けたとみられる。