日本スポーツ協会は5日、公立中学校の運動部活動の「地域移行」で、受け皿となる総合型地域スポーツクラブの認証制度を2025年度に始めると発表した。指導者の質、安全面、財政面などを審査してクラブの信頼性を高める狙い。同日の理事会で報告した。

 部活動の地域移行では、指導者の質の担保が課題の一つとなっている。認証は4年ごとの更新制とし「指導者の質の確保」「収支計画の策定」「安全管理体制の確立」「保険の加入」など8項目の基準で審査する。

 理事会では、日本スポーツ少年団の新たな取り組みとして、勝利至上主義の否定などを盛り込んだ大会運営の指針「レギュレーション」の導入も報告した。