水と災害に関する国際シンポジウムに出席された天皇陛下=5日、東京都港区(代表撮影)

 天皇陛下は5日、東京都港区の三田共用会議所を訪れ、水と災害に関する国際シンポジウムを聴講された。陛下は「水問題」に関心を持ち、研究を続けている。

 前インドネシア外相で国連水特使のルトノ・マルスディ氏らが基調講演し、水害や衛生問題などに関するパネルディスカッションがあった。陛下は約2時間にわたってメモを取りながら聞いた。

 聴講後、パネリストらと懇談した。水問題に関する陛下の取り組みを支える政策研究大学院大の広木謙三教授によると、陛下は「大変興味深い話で勉強になった。これからも水に関する興味を持ち続けていきたい」と話したという。