2023年に和歌山市で岸田文雄前首相の演説会場に爆発物を投げ込んだとして、岸田氏らに対する殺人未遂や爆発物取締罰則違反など五つの罪に問われた無職木村隆二被告(25)は5日までに、懲役10年とした2月19日の和歌山地裁の裁判員裁判判決を不服として大阪高裁に控訴した。4日付。
公判で被告は殺意を否認。弁護側は殺人未遂罪などは成立せず、けがをした2人への傷害罪にとどまると主張したが、地裁は退けた。判決は再現実験の結果などから爆発物に殺傷能力があったと認め「未必的な殺意があった」と指摘した。
2023年に和歌山市で岸田文雄前首相の演説会場に爆発物を投げ込んだとして、岸田氏らに対する殺人未遂や爆発物取締罰則違反など五つの罪に問われた無職木村隆二被告(25)は5日までに、懲役10年とした2月19日の和歌山地裁の裁判員裁判判決を不服として大阪高裁に控訴した。4日付。
公判で被告は殺意を否認。弁護側は殺人未遂罪などは成立せず、けがをした2人への傷害罪にとどまると主張したが、地裁は退けた。判決は再現実験の結果などから爆発物に殺傷能力があったと認め「未必的な殺意があった」と指摘した。