北海道旭川市で2024年、女子高校生=当時(17)=が橋から川に落下させられ殺害された事件で、殺人などの罪に問われた無職小西優花被告(20)=同市=の裁判員裁判論告求刑公判が5日、旭川地裁であり、検察側は懲役25年を求刑した。弁護側は情状酌量を求め、結審した。判決は7日。
小西被告は当時19歳で、改正少年法で起訴後の実名報道が可能な「特定少年」に当たる。2月27日の初公判で起訴内容を認めた。
検察側は論告で「被害者を橋から落とすために有形力を行使するなど、殺害に必要不可欠な役割を果たした」と指摘。高校生の両親は代理人を通じ「17歳の未来を絶たれた」「極刑を強く求める」と意見陳述した。