【ニューヨーク共同】米ニューヨークの国連本部で開催中の核兵器禁止条約第3回締約国会議に合わせて渡米した「高校生平和大使」は4日、現地の高校2校を訪問し「原爆で家族を失った被爆者の痛みを想像してほしい」と核廃絶への思いを語った。
東京、広島、長崎の高校から派遣された大使3人が、同世代の生徒計約50人と意見交換した。原爆投下後の原爆ドームの写真や家族を亡くした被爆俳人の作品などを紹介した。
参加したタイラー・マンリーさん(14)は「原爆投下の被害は甚大で、有害過ぎる」と話した。マシヤット・マスドさん(16)は「同世代が説明してくれて分かりやすかった」と継続した交流を求めた。