本州の南岸を進む低気圧の影響で、4日は関東南部で雪が降り、東京都心などで積雪が観測された。関東甲信では5日朝にかけて平地でも大雪となる所があるとして、気象庁は積雪や路面凍結による交通障害への警戒を呼びかけた。首都高速道路などでは予防的通行止めを実施。5日の通勤や通学の時間帯にも影響が出る恐れがあり注意が必要だ。
東京都心では4日午後10時時点で1センチの積雪が観測された。埼玉県では午後8時時点の積雪がさいたま市桜区1センチ、熊谷市3センチ、秩父市4センチとなった。
国土交通省や高速道路各社は4日、大雪による車両滞留を回避するため、首都高や東名など一部の高速道路、国道を通行止めとした。国交省によると対象は福島、栃木、群馬、埼玉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡の1都8県で、外出自粛や走行ルートの見直しなどを求めている。
気象庁によると、低気圧は4日夜は四国沖に進み、5日にかけて本州の南岸を東北東へ進む。東北の太平洋側も、6日にかけて広い範囲で大雪となる見通し。