三重県は4日、一見勝之知事の言動がパワハラに当たるとの職員の相談を受け、弁護士らによる外部調査を実施した結果、パワハラとは認められなかったと発表した。一方、一部職員が一見氏への説明業務のために休日返上を余儀なくされているとして、同氏に改善を促した。
4日に公表した報告書によると、昨年7月、匿名の職員から相談窓口に、一見氏が予定通りに業務が進まないことを理由に、秘書を叱ったことなどがパワハラに当たるのではないかとの指摘があった。県は、弁護士ら3人による外部調査委員を選任し、昨年12月以降、一見氏や幹部職員ら延べ60人に聞き取り調査を行った。