斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書を発端に設置された兵庫県議会調査特別委員会(百条委)は、9カ月間に及ぶ調査を経て4日に最終報告書を公表した。この間、インターネット上を中心に委員への誹謗中傷が起き、委員1人が議員辞職。その後死亡した。奥谷謙一委員長は「今日を共に迎えたかった。本当に残念」と声を震わせた。
兵庫県議会で午後3時に始まった百条委。60人を超す報道陣が集まった会議室で、奥谷委員長が最終報告書を読み上げた。
全会一致での決定後、奥谷委員長はあいさつし、亡くなった竹内英明元県議について「調査途中の議員辞職で無念だったと思います」と述べた。