中谷元・防衛相

 中谷元・防衛相は4日の閣議後記者会見で、海上自衛隊の護衛艦「あきづき」が2月に台湾海峡を通過したと判明したことに関し「自衛隊の運用に関わることで、(言及は)控える」と述べた。日本周辺で活動を活発化させている中国軍の動向については「深刻な懸念事項。冷静かつ毅然と対応していく」と強調した。

 海自艦艇の台湾海峡通過を巡っては、昨年9月に「さざなみ」が初めて航行。今年2月には「あきづき」が航行していたことが判明した。中国外務省は3日の記者会見で「台湾海峡の平和と安定を妨害すべきではない」などと反発していた。