JR東海は3日、山梨県早川、富士川両町で実施しているリニア中央新幹線のトンネルや橋梁など計五つの工事について、当初2025年10月〜27年12月に終わるとしていた工期が最大5年半ほど遅れる見通しだと明らかにした。想定より地質がもろく、掘削に時間がかかるのが主な理由。34年以降としている品川―名古屋間の開業には影響しないという。
同社が両町でそれぞれ住民説明会を開き、状況を報告。最も遅れが大きいのは早川町の第4南巨摩トンネル西工区と富士川町の同東工区。いずれも26年5月末だった工事完了時期は31年末ごろに延期された。