2025年度岐阜県公立高校の第1次選抜・連携型選抜の出願変更が締め切られ、出願者数が確定した。全日制は定員1万2885人に対して1万2376人が出願し、倍率は0.96倍。前年度から0.02ポイント減となった。

 県教委のデータを基に、2023年度から25年度の全日制一般選抜のデータを分析すると、出願者が募集人員を何十人も上回るなど人気が高い高校・学科がある一方、倍率が前年度より下がった高校・学科があった。入学定員に満たない高校は、前年度の47校82学科(群)から53校84学科(群)に拡大した。

 第1次選抜(全日制・定時制)と連携型選抜の試験は3月5日(一部は6日も実施)、追試験は11日(一部は12日も実施)に行われる。合格発表はいずれも14日。

 圏域別に分析する。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

【岐阜】各務原西が倍率急上昇

 岐阜市内の普通科はいずれも1倍を超えた。

 岐阜は募集人員に対して32人、岐阜北は60人を超える出願者があった。岐阜北は募集人員が40人減った影響もあり、最終倍率が前年度より0.1ポイント上昇した。長良、岐山、加納の普通科も募集人員を大きく上回った。一方、岐山の理数科は前々年度、前年度に引き続き25年度も募集人員を下回った。

 各務原西の普通科は募集人員が前年度と比べて40人減ったが、出願者数は例年並みの310人で、倍率は0.2ポイント上昇の1.29倍に。240人の募集人員に対して...