岐阜県各務原市の航空自衛隊岐阜基地で17日、航空祭が開かれました。航空ショーや特別展示に約6万5千人(基地発表)が訪れました。この日、基地近くを走る名鉄各務原線では、電車の運転区間を延長。今は見ることができなくなった、レアな行き先の電車が走りました。上空を舞う飛行機を横目に、電車を追いかけてきました。
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各務原線は、2023年3月18日からワンマン運転となりました。これと同時に、全列車が普通列車となり、ラッシュ時の名古屋方面との直通も設定されなくなりました。

航空祭の会場となる岐阜基地の最寄り駅は、名鉄各務原線の三柿野(各務原市)。例年、多くの観客が電車に乗って訪れます。2024年の航空祭では、名鉄は名古屋・犬山方面から岐阜方面へ30本、岐阜方面から犬山・名古屋方面へ25本の列車の運転区間を延長しました。
このうち、犬山線の新鵜沼行き急行・準急19本は、名鉄岐阜行きまたは三柿野行きとして運転。新鵜沼発河和行きの急行7本が名鉄岐阜始発、新鵜沼発中部国際空港行きの準急8本は、名鉄岐阜または新那加始発で運転されました。

名鉄名古屋以東から犬山線経由で名鉄岐阜まで行く電車の行き先表示は「犬山経由岐阜」。名古屋本線経由の名鉄岐阜行きと区別するため「犬山経由」が入ります。


後半は「犬山経由岐阜行き」の希少さや、車内の様子を紹介します。
「犬山経由岐阜」行きは、かつては日常的に見られる行き先でした。
昔の名鉄は、...