今夏、絶対的エース権田結輝の思わぬ故障で連覇の夢が絶たれた大垣日大。今チームは高橋正明監督が「エース頼みからの脱却」を掲げ、複数投手の継投で地区大会コールド勝ちを続けてきた。これまで3試合の先発は、いずれも今夏も登板した1年生左腕の谷之口翔琉だったが、1点を争う投手戦となった決勝では同じ1年の右腕太田光洋が先発し、4安打完封。準決勝大垣工戦で昨秋、柱の一人だった中野翔真もけがからの復帰登板。厚い投手陣で県大会に乗り込む。

■初先発の太田 制球さえ、切れ味鋭いスライダーで池田封じる
1回戦大垣南に八回8―0、準々決勝海津明誠に七回8―0、準決勝大垣工は七回11―2。今夏4番の主将西河遥人を核に山口誠之助、山崎智貴、貝原大馳ら今夏のメンバーがトップバッターから並ぶ自慢の強打線で圧倒してきた大垣日大。
だが、決勝は今夏の初戦で、ジャイアントキリングこそ逸したもののシード関商工を8回1失点に抑えた池田の青山祥己の前に思うように得点が奪えない。苦しいゲームとなったが、先発太田は一度も主導権を渡すことなく、凡打の山を築いていった。...