【ワシントン共同】米芸術科学アカデミーは、新たな会員に渡辺靖慶応大教授と、藤田誠東京大卓越教授を選出したと23日に発表した。芸術や科学などの分野で優れた功績を残した人をたたえて約250人を会員に選び、2人は国際名誉会員に選ばれた。
渡辺氏は札幌市生まれで現代米国論が専門。著書に「アメリカとは何か」などがある。藤田氏は東京都出身で、無数の穴の開いた結晶に分子を染み込ませ、構造を正確に分析できる「結晶スポンジ法」を開発した。
米芸術科学アカデミーは1780年創設。これまでに1万4500人以上が会員に選出されている。ダーウィンやアインシュタイン、湯川秀樹らが含まれる。