24日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=142円台後半で取引された。

 午前10時現在は前日比1円08銭円安ドル高の1ドル=142円94〜95銭。ユーロは64銭円安ユーロ高の1ユーロ=162円15〜21銭。

 ベセント米財務長官が日米財務相会談で、ドルと円との具体的な為替水準に関する目標設定を求める考えがないと表明し、円売りドル買いが先行した。

 市場では「米政権が中国からの輸入品に対する関税率の引き下げを検討していると伝わり、投資家のリスク回避姿勢が和らいで円を売る動きが強まった面もある」(外為ブローカー)との声があった。