国内在住の外国人による国民健康保険(国保)の納付率は、データのある150市区町村の平均で63%だった。厚生労働省が22日、自民党会合で示した。日本人を含めた全体は93%で、外国人の納付率が低い実態が浮かんだ。外国人の国保納付率を集計するのは初めて。厚労省と自民党が対策を検討する。
外国人の国保納付率を把握している150市区町村に厚労省が実態を聞き取り、昨年12月末時点で集計した。市区町村は外国語のリーフレットを作成して納付を呼びかけたり、滞納者の相談に応じたりする取り組みを進めているが、納付率は伸び悩んでいる。