【北京共同】中国外務省は22日、イランのアラグチ外相が23日に訪中すると発表した。王毅外相が招請した。イランは友好国の中国やロシアと関係を緊密化し、核開発問題を巡るトランプ米政権との協議を有利に進めたいとみられる。習近平指導部は関税措置の応酬で米政権と緊張が高まる中、新興国と結束を図り対抗軸の構築を狙う。
新華社電によると、アラグチ氏は中国訪問で、核問題に関する米国との間接協議のプロセスや進捗状況について中国側と議論する。アラグチ氏は17日にモスクワでロシアのプーチン大統領と会談した際、核問題で意見を交わした。米イラン両政府は26日に次回協議を開催することで合意している。