春の園遊会に臨まれる天皇、皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻ら皇族方=22日午後、東京・元赤坂の赤坂御苑(代表撮影)
 春の園遊会で、招待客らと歓談される愛子さまと秋篠宮家の次女佳子さま=22日午後、東京・元赤坂の赤坂御苑(代表撮影)

 天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会が22日、東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、漫画家のちばてつやさん、ソフトボール女子日本代表の元監督宇津木妙子さんら各界の功労者、自治体関係者ら約1400人が出席した。両陛下や長女愛子さま、秋篠宮ご夫妻らが会場を巡り、招待者と和やかに懇談された。

 両陛下は、ちばさんに「海外でも日本の漫画を契機として日本の文化、日本語に興味を持つようになった方が、たくさんいらっしゃいますね」と話し、ちばさんは「うれしいです」と応じた。旧満州からの引き揚げ経験に基づいた漫画を描いていると伝えると、皇后さまは「本当に大変な思いをね」と語りかけた。

 招待者との懇談の機会を増やすため、宮内庁は今回、両陛下と皇族が歩くルートを三つに分散させた。両陛下から、秋篠宮ご夫妻と、愛子さまと秋篠宮家の次女佳子さまが離れ、それぞれの道沿いで歓談した。

 ジンギスカンなどの料理が振る舞われたほか、新型コロナウイルス禍で控えていた酒類の提供を再開した。