日本将棋連盟は22日、女流タイトル戦の最高峰、白玲戦を通算5期獲得して永世称号の「クイーン白玲」を手にすれば、女流棋士とは制度の異なる棋士にする案を検討していることを明らかにした。棋士になるには養成機関の奨励会を突破するか、プロ編入試験の合格が条件。これまで女性の棋士は誕生していない。
5月の理事会で議案として通り、6月6日の棋士総会で過半数の賛成があれば、棋士となる案が承認される。現在、白玲を保持している西山朋佳女流三冠(29)は、あと2期獲得すれば、棋士の四段になれる。
連盟の羽生善治会長(54)は「門戸を広げるため、構想を描いている」と説明した。