与野党は22日、衆院厚生労働委員会の理事懇談会を開き、野党側は政府による年金制度改革法案の国会提出が遅れていることを批判した。提出が4月中に間に合わない場合は福岡資麿厚労相に対する不信任決議案提出も検討する構えだ。
立憲民主党の井坂信彦氏は懇談会後、4月中の提出は与野党の国対委員長間で約束したことだと指摘。「出されない場合は不信任を真剣に検討せざるを得ない」と述べた。
政府は、パートらの厚生年金の加入拡大などを法案に盛り込む一方、厚生年金の積立金を使った基礎年金(国民年金)の底上げを法案から削除する方針を示している。