任期満了に伴う福島県郡山市長選が20日投開票され、立憲民主、国民民主、社民各党の県連や連合福島が支援した元県議椎根健雄氏(48)が、無所属新人4人による争いを制して初当選した。自民党郡山総支部が推薦した元県議勅使河原正之氏(73)は敗れた。投票率は40・28%。

 自民系では別の元市議も立候補を模索したものの、分裂を避けるため勅使河原氏に一本化した。ただ椎根氏を応援した県議もおり、一枚岩になれず票が流れた。椎根氏は幅広い支持を得た。

 会社経営高橋翔氏(37)、元参院議員秘書大坂佳巨氏(54)は支持が広がらなかった。