明智光秀が琵琶湖岸に築いた坂本城(大津市)跡で本丸石垣近くの水中に石群があることが分かり、市と京都橘大(京都市)が20日発表した。石群周辺で採集した陶磁器は城があった16世紀の物だったことから、石群も城と同時期で、船着き場や防波堤のような施設だった可能性があるという。
光秀が1571年に築城を始めた坂本城は調査例が少なく、全体像が不明。大津市などは2022年度から琵琶湖岸で潜水調査していた。
本丸石垣近くの他、北側、南側も調査。南側では数十メートル沖合で、25〜80センチの石を約20個見つけた。北側でも同様サイズの石を3個見つけた。