加藤勝信財務相とベセント米財務長官が米ワシントンで現地時間24日に会談する方向で調整していることが18日、分かった。トランプ米大統領は自国の企業に不利な外国為替相場の円安ドル高を問題視しており、米国の関税政策を巡って交渉役を担うベセント氏と為替問題で協議する可能性がある。

 加藤氏は来週開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議などに出席するため訪米する予定で、この日程に合わせてベセント氏と会談する見通し。

 ベセント氏は交渉で通貨問題を話し合うことに意欲を示している。赤沢亮正経済再生担当相が訪米した16日の最初の交渉では、為替は議題とならなかった。