中谷元・防衛相は18日の記者会見で、ミサイル防衛能力強化のために導入する「イージス・システム搭載艦」2隻の総経費が1兆9416億円になるとの試算を明らかにした。運用期間は40年として算出した。中谷氏は他の艦艇と比べても「コストは妥当と受け止めている」と述べた。
防衛省によると、試算は(1)構想(2)研究・開発(3)量産・配備(4)運用・維持(5)廃棄―の各段階の経費で構成し、建造費は約7800億円、燃料や補修といった維持整備費は約1兆700億円などとなっている。
1隻目は27年度、2隻目は28年度の就役を目指している。